リフレイン〜2nd Season〜
「そうなんだ〜。あたしも彼連れて実家に帰る予定だったんだけど…行けなくなっちゃった(泣)」
「あらま、そうなの。残念よね」
あたしと朱里は銃をホルダーにしまうと、武器の確認をして署の表に出た。
すでにもう車が着いていた。
あたし達は車に乗り込み、署を後にした――…
――総理官邸。
「ここが総理官邸かぁ…でかいね…」
あたしは車から降り、巨大な建物をジーッと見上げた。
「そうね。確か水樹はお嬢様の警護よね?」
朱里はあたしの隣に来た。
「うん。健太とね!朱里は北野さんと緒方さん達と、検索と消毒だよね」
「えぇ。終わったら交代するわ」
「はーい♪」
「それじゃあここから先は指示通りだ。集中して任務にあたるように」
緒方さんはあたし達にそう言うと、朱里達と一緒に検索と消毒に向かった。
「じゃ、行こ健太!」
「おうっ!」
あたしは健太と一緒に総理官邸に入り、インターホンを鳴らした。