リフレイン〜2nd Season〜
「ふぅん…二宮と佐々倉ね。覚えておくわ。ご存知の通り、あたしの名前は竜崎留架(りゅうざきるか)。今日からよろしく頼むわよ」
「はーい!よろしくお願いします♪」
あたし達は再び挨拶をした。
っていうか…留架さん、めっちゃ可愛いじゃん!
クリッとした大きな二重の瞳。
肩辺りまである茶色のウェーブ掛かった髪。
色白な肌に、華奢で小柄な体。
こりゃ…モテるよ!
「留架さんっていくつ何ですか?」
あたしは気になったので聞いてみた。
「17。今年で18よ」
えーっ!
てっきり大学生くらいかと…。
「おい、みず!お前、何お嬢様に質問しちゃってんだよ!」
健太が羨ましそうに言ってきた。
「なんだよ〜健太も話せばいいじゃん!」
あたしは健太の背中をバン!と叩く。
「えっ…あ、あの…留架…さん!」
「何よ?」
健太は見るからに緊張している。
健太、彼女いないからな…
だからと言って総理令嬢に手を出すのはマズイっしょ!?
あたしは変なことを言わないか、ヒヤヒヤしながら健太を見た。