リフレイン〜2nd Season〜
信頼と警護
――警護第四係オフィス。
「あーーっ!んだよあのお嬢様!マジ生意気!」
健太はバンバンと机を叩いた。
「そんなにヤバイの?総理令嬢」
朱里は驚いたような顔をしながら健太に問い掛ける。
「そうだよ!ガキのくせにめっちゃ生意気!!マジイラつく!」
「そうなの…あたし達も明日からは彼女に付くけど…疲れそうね」
朱里は溜め息を吐いた。
「で、でもさ!なんか寂しそうにしてたよ…?総理ともしばらく会ってないみたいだし……」
「まぁ〜…総理令嬢だからなぁ。可哀想だけど、しょうがないよな」
北野さんは難しそうな顔をした。
「そうなんですかね…」
あたしはしょぼんとした。
「――失礼します、緒方係長はいらっしゃいますでしょうか?」
あたし達は声がしたほうを見た。
「じゅ、潤!?」
そこにいたのは、あたしの愛する婚約者・潤だった。
しかもなんかスーツ着てるし…
カッコイイ!