リフレイン〜2nd Season〜
署の外に待機している車に乗り込み、総理官邸に向かう。
留架さん、きっと楽しみにしてるんだろうな…。
あれだけ外出したいって言ってたんだもん。
でもその分、あたし達の警護も必要になってくるけどね。
今日警護に付くのは、あたし達第四係SP総出。
検索、消毒は事前に済ませておいたから大丈夫だし。
あとは留架さんを無事に守り抜くだけなんだけど…
「おはよっ!二宮、佐々倉!」
あたしと健太が部屋まで迎えに行くと、見るからにいつもよりテンションの高い留架さん。
「かなり元気ですねー留架さん!」
「あたりまえよ〜!やっと外に出られるんだもの!嬉しいに決まってるわ♪」
留架さんは満面の笑みを浮かべている。
「今日はあたし達の他に3人警護に付きます。」
「あぁ、いつも交代で来てる人達?月島に北野に緒方だったかしら?」
「そうです。今日は四係全員で警護します!」
「そう。頼もしいわね、よろしく」
留架さんは鞄を持つと、“行くわよ”と言い部屋を出る。
あたしは、すかさず留架さんの前を歩く。
健太は留架さんの後ろに着く。
「それにしても…あんた達ってホント素早いわよね。ねぇ、この腰に付けてるのって何?」
留架さんはあたしの腰に付いている武器を指差した。