リフレイン〜2nd Season〜

「じゃあ次はどこに行きますか?」



「うーん…じゃあ…アクセサリーショップで」




「はーい」




あたし達は再び留架さんに付く。



――とその時。




――ガシャァァン!!




ガラスが割れる酷い音がした。




!?




何の音!?




あたし達は留架さんを囲むようにして守る。




「月島です。そちらに不振人物いますか?」




朱里が無線で下にいるSP達に連絡を取る。




「……テロリスト達が押し寄せてきたみたい。留架さん目当てらしいわよ」




朱里は無線を切り、こちらを見た。




「……う…そ…ホントに?」




留架さんは、カタカタと震えている。




「だ、大丈夫っすよ!今すぐ逃げれば!ほら!皆さん行きましょう!!」




健太が留架さんを慰めるように言う。




確かにそうだ。
今ならまだ抜け道はある。




裏口もあるし…




「行きましょう!早くしないと手遅れになります!!」




あたしと朱里は留架さんの肩と腰に手を回した。




「あぁ。行くぞ!緊急退避だ!」




緒方さんの言葉にみんなが動き出す。









絶対に留架さんを無事に官邸に帰さなきゃ!




じゃないと、意味がない。




あたし達が警護する意味が――…



< 80 / 271 >

この作品をシェア

pagetop