リフレイン〜2nd Season〜
「じゃあ次はどこに行きますか?」
「うーん…じゃあ…アクセサリーショップで」
「はーい」
あたし達は再び留架さんに付く。
――とその時。
――ガシャァァン!!
ガラスが割れる酷い音がした。
!?
何の音!?
あたし達は留架さんを囲むようにして守る。
「月島です。そちらに不振人物いますか?」
朱里が無線で下にいるSP達に連絡を取る。
「……テロリスト達が押し寄せてきたみたい。留架さん目当てらしいわよ」
朱里は無線を切り、こちらを見た。
「……う…そ…ホントに?」
留架さんは、カタカタと震えている。
「だ、大丈夫っすよ!今すぐ逃げれば!ほら!皆さん行きましょう!!」
健太が留架さんを慰めるように言う。
確かにそうだ。
今ならまだ抜け道はある。
裏口もあるし…
「行きましょう!早くしないと手遅れになります!!」
あたしと朱里は留架さんの肩と腰に手を回した。
「あぁ。行くぞ!緊急退避だ!」
緒方さんの言葉にみんなが動き出す。
絶対に留架さんを無事に官邸に帰さなきゃ!
じゃないと、意味がない。
あたし達が警護する意味が――…