リフレイン〜2nd Season〜
急いで裏口から出ると、そこには車が用意してあった。
「皆さん、早く!」
運転手さんがあたし達に呼び掛ける。
「留架さん、早く乗って下さい!」
あたしは留架さんを車に乗せようとした。
でも。
――…?
あたしは辺りを見回した。
なんか変な気配がする。
手を止め、辺りを見回した。
―――!!
見ると、そこにはボウガンを構え、こちらに向けている不審者がいた。
「きゃああっ!!」
留架さんはかなり驚いたようで、あたした達から逃れようとする。
「ダメです留架さん!」
健太が留架さんを逃がさないように押さえ付ける。
――その時。
――シュッ!!
何かが擦れる音がした。
「危ないっ!!」
後ろから大声がした。