リフレイン〜2nd Season〜

――ヴヴヴ…




電話を切った途端、再び電話が鳴り出した。




誰だろ…




名前を見てみると…緒方さんだった。




「はい、二宮です」




『俺だ。月島は大丈夫だったか?』




「はい。命に別状はないみたいです」




『そうか。なら良かった。じゃあ署に戻ったら、報告書を書いて帰っていいぞ』




「えっ…でもまだ留架さんの警護が…」




『マルタイの警護は今日を持って終了だ。1係に交代になる。明日から少しの間、休みになるからな』




えっ!?
マジッ!?




「はーい♪分かりましたぁ♪失礼しまっす!」




――ピッ…




やった♪
明日から休みだぁ♪




あたしはガッツポーズをした。




そしてケータイをポケットにしまい、中庭を後にした。




エレベーターで朱里の病室に戻る。




――ガラッ!




「――あっ!朱里ぃっ♪目覚めたの!?」




そこには、目を覚ましたようで健太と話している朱里の姿。




「水樹!ごめんなさいね、心配かけて」




朱里は申し訳なさそうにあたしを見る。




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