リフレイン〜2nd Season〜
「ううん!全然いいけどさー。肩大丈夫?痛い?」
「今は痛み止めが効いてるから大丈夫よ。ボウガンが貫通してたみたいだけどね」
朱里は苦笑いを溢した。
「朱里は強いなぁ〜。自分からボウガンに立ち向かうなんてやっぱりプロのSPさんだね!」
「あら、それは水樹だって一緒でしょ?聞いたわよ〜!不審者に向かって発砲したんだって?お手柄だったみたいじゃない♪」
「いや〜…あれは単に頭にきたからさー!ムカついたんだもん!朱里にボウガン射るなんて!」
あたしは腕組みをしながら言った。
「ふふっ。ありがとね!」
朱里は優しく微笑んだ。
「じゃあ、あたし署に戻るね!健太、行くよ!」
「おう」
あたしと健太は椅子から立ち上がった。
「またね朱里!また来るからね♪」
「えぇ。待ってるわ」
――パタン…
あたしは病室のドアを閉めた。
「緒方さんから連絡来たか?」
健太があたしの横を歩きながら話す。
「あぁ、うん!今日で留架さんの警護は終了で明日から少しの間、休みだってさ。」
「マジッ!?やっと休める〜!」
健太は嬉しそうに言う。