リフレイン〜2nd Season〜
まさかの病院占拠
――次の日。
あたしは暇だったので、朱里のお見舞いに行くことにした。
潤とは昨日電話したんだけど…
今の所、明後日が空いてるみたい。
夏兄にも言ってみたら、その日で大丈夫だって言ってた。
“なんか水樹のご両親に会うなんて緊張するな”
なぁ〜んて潤は言ってたけど。
お母さん…潤に惚れちゃったりしないよね(笑)。
あたしは私服に着替えると、鞄にケータイや財布を入れた。
ふとクローゼットの中にある頑丈な金庫が目に入った。
これは護身用の銃を入れておく金庫。
う〜ん…銃は…いらないかなぁ。どうなのかなぁ…。
でも、もし何かあった時の為に持っていくか。
持ってて損はしないよね。
あたしは護身用の銃を鞄の中にそっと忍ばせた。
「よっし。行こうっと♪」
あたしは立ち上がると玄関に向かい、靴を履いて部屋を出た。