リフレイン〜2nd Season〜
「ふふっ、そうね。」
朱里はクスクスと笑った。
しばらく話をして、あたしは飲み物でも買ってこようと病室を出ようとした。
――と、その時。
ピンポンパンポーン…
アナウンス音が流れた。
『西田病院にご来院の皆さん。よくお聞き下さい。ただいまより、この西田病院は我々テロリストの支配下になりました。』
――は…?
あたしと朱里は顔を見合わせた。
テロリスト…?
『これより、皆さんには一階のロビーに移動して頂きます。反抗する者は直ちに殺していきますのでご協力お願いします』
ピンポンパンポーン…
アナウンスが終了した。
――バキュンッ!!
!?
これは…銃声?
「きゃあああっ!!」
「うるせぇ!大人しくしねぇと殺すぞ!?」
病室の外から声が聞こえる。
もしかして…誰か撃たれた?
それとも、ただの脅し?