リフレイン〜2nd Season〜

「ふふっ、そうね。」




朱里はクスクスと笑った。




しばらく話をして、あたしは飲み物でも買ってこようと病室を出ようとした。




――と、その時。




ピンポンパンポーン…




アナウンス音が流れた。




『西田病院にご来院の皆さん。よくお聞き下さい。ただいまより、この西田病院は我々テロリストの支配下になりました。』




――は…?




あたしと朱里は顔を見合わせた。



テロリスト…?




『これより、皆さんには一階のロビーに移動して頂きます。反抗する者は直ちに殺していきますのでご協力お願いします』




ピンポンパンポーン…




アナウンスが終了した。




――バキュンッ!!




!?




これは…銃声?




「きゃあああっ!!」




「うるせぇ!大人しくしねぇと殺すぞ!?」




病室の外から声が聞こえる。




もしかして…誰か撃たれた?




それとも、ただの脅し?




< 95 / 271 >

この作品をシェア

pagetop