夕焼け色の再会
私が叔父に初めて会ったのは、12月に父が亡くなり、その通夜のときだった。
父が亡くなる直前まで、その存在すら知らなかった叔父。
そのときの私は自分自身にも、父との関係にも、過去から未来のすべてにも絶望していたし、生きていることに希望を見出せなかった。
自棄にもなったし、心が壊れたように感じたことも、暗闇から逃れるすべなどないと思ったこともあった。
母も含めて、私たち親子は互いを思うあまりに大きなすれ違いをしていた。
そして生まれた悲劇。
だから、私の母ももう、この世にはいない。
途方に暮れる、などという言葉では軽すぎるほど、私は自分の歩くべき道を見失っていた。
そんな私に真実を教え、自分を責めなくてもいいと言ってくれたのが叔父だった。
すぐにその言葉を信じて許されたような気になったわけではない。
けれど、救われたのは確かだった。