夕焼け色の再会
結局その日はトップス5着、スカート3着、ワンピース2着、パンプス4足、バッグ3個、ネックレスなどアクセサリーは7個、その他雑貨を大量に祖母が購入していた。
「おばあさま、そんなに買っていただいてもあちらの家に持って帰れませんし・・・・」
「送るから大丈夫よ。あと亜美さんのお部屋にあるものも一緒に送りますからね」
「いえ、あの、私の部屋はそんなに入らないので・・・」
「だったらトランクルームを手配するわね」
「いや、そういうことではなく、こんなに買っていただくのは心苦しいので・・・・」
「あら、孫に甘いのはどこも同じらしいわよ」
「そうかもしれないですけど、これはちょっと行きすぎかと・・・・」
必死に祖母を止めようとする私を尻目に、叔母はこれらの商品を高橋家へ送る手続きを進めていた。
「亜美さん、お義母さまは一度決めたことは変えない方よ」
そして無情に、そう言った。