曇りのち晴れ♪

しばらくしてガラッと扉が開く音がして
さっきの先生とはまた違う、体育会系の男の先生が表れた。



「君が宮崎真由菜か?」



爽やかな顔をして体育会系が言った。



「はい。そうです。」



あたしが答えると体育会系は、
これでもかってくらいの笑顔で



「よし!私は君の担任の中島だ。
初っぱなからやってくれたな!まあ元気でよろしい!」




は…はぁ…。


あたしの苦手なタイプだ。


いかにも『熱血』という感じがする。





「おしっじゃあ行くか。1年B組な。」




1年B組かぁ。

中学まで1組2組3組のように
数字だったあたしにとって
B組とはかなり新鮮だった。




そして、中島と名乗った担任に
連れられながらあたしは
自分のクラスへと向かった。




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