曇りのち晴れ♪

「はーい席つけー!!」



中島は手をパンパンッと叩きながら
教室の中に入っていった。



あたしも静かに後を続いた。




は…?まぢかよ…




入った瞬間あたしは言葉を失った。




目の前には茶髪、金髪、赤、青?
などいわゆる『ヤンキー』といった
集団がいたのだ。




それも明らかに制服は改造されている。




え〜…あたし今日からこんなクラスで過ごすの…?




そんなことにもお構いなしに中島は



「よし!!宮崎、右の列の一番後ろに座ってくれ。」



とあたしの肩をポンッと押した。



中島、あんたやっぱ苦手だわ。



そんなことを思いながら
あたしは言われた通りの席に座った。




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