黄金の羽


氷呂の髪に指をさす。



何かひらめいたように、手を叩く氷呂。



「この髪のことっすよね」



「うん!!」



「羅依さんと似た理由ですよ」



少年のように笑うのは山田氷呂。高校1年だ。


本当は金髪でうちの弟的存在。


同じく、強くて「黄金の盾」とよばれている。




「学校行かなくていいの?」



と言ったのは雷太。




「「遅刻する!!」」







ダッシュひたすらダッシュ。
< 15 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop