黄金の羽



「ハイハイすみませんでした」


謝る気ゼロ。


イラッてきたのか


「謝る気ねぇだろ」


「そーですね」



そっぽ向いて言ってやった。


こんなことで時間を潰すわけにはいかない。


「あの道教えてもらっていいですか?」


「あ?ああめんどくせーな」



なんだ嫌々引き受けてんじゃん。


無口のまま職員室まで連れってくれた。


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