ゴメン、素直になれなくて
学年の違う私と歩夢。
校舎も違うし
意識して会わなければ数日間、会わないもんなんだね。
だけど私、知ってるんだ。
あっちの校舎の窓から
歩夢がたまに私を見ているの。
クラスの男子に話しかけられる私を見つめる歩夢。
知ってるから
わざと楽しそうに話すの。
「歩夢くん可哀想だよ。ちょっとやり過ぎ」
そう私に忠告するのは
親友のさっちゃん。
「だけどもう1週間、メールも着信もないんだよ?まじムカつくんだもん」
「だったら彩ちゃんから連絡したげれば良いじゃん」
優しいさっちゃんなら
そうするよね。
「私は歩夢から連絡が欲しいの」
それが私のやり方だし。
「歩夢のくせに…私に歯向かうなんて生意気」
この1週間
不安はどんどん苛立ちに変わっていた。
もう苛立ちしかないかも。
校舎も違うし
意識して会わなければ数日間、会わないもんなんだね。
だけど私、知ってるんだ。
あっちの校舎の窓から
歩夢がたまに私を見ているの。
クラスの男子に話しかけられる私を見つめる歩夢。
知ってるから
わざと楽しそうに話すの。
「歩夢くん可哀想だよ。ちょっとやり過ぎ」
そう私に忠告するのは
親友のさっちゃん。
「だけどもう1週間、メールも着信もないんだよ?まじムカつくんだもん」
「だったら彩ちゃんから連絡したげれば良いじゃん」
優しいさっちゃんなら
そうするよね。
「私は歩夢から連絡が欲しいの」
それが私のやり方だし。
「歩夢のくせに…私に歯向かうなんて生意気」
この1週間
不安はどんどん苛立ちに変わっていた。
もう苛立ちしかないかも。