異世界転生記
「お前っ、最上階なのかよっ!?」
「タイン、五月蝿い」
10分後、4人が部屋を訪ねて来た
「流石、理事長のお気に入りですね。私たちの部屋の倍以上の広さですよ?」
「最上階、1部屋」
そう、魔方陣で上がったら目の前に扉が一つしか無かったのだ
しかも中には8部屋、トイレも風呂もそれぞれ2つ
一体何に使うのだ
因みに全部屋家具付き
「そういえば荷物は?」
「見当たらないのですが、届いてないのですか?」
「寮官さんのとこ、行く?」
みんな心配してくれてるけどその必要はないぞ
「全部入ってるから」
そう言って、何も無い場所に手を伸ばす
すると、丁度手首から先が“ケース”の中へと消える
「取り敢えず、先にお昼にするよ。まだ食べてないし」
手を引っ込めるとそこにはフライパンが
「「「「は?」」」」
その作業を何度か繰り返し、鍋や包丁など、調理器具から、卵やピーマン(何故かピンク色)などの食材を取り出した
「適当に作るから、そこら辺に座ってて。………って聞いてないか」
4人は二度目の石化中
因みにセラとルゥは小夜とエリンの腕の中で脱出を試みている