異世界転生記
神様(コスプレ変態くそジジイ)
何もない。ただ白いだけの空間
ここどこ? 俺誰?
「すまんの〜。我の所為でお主は死んでしまったのじゃ〜」
白髪、白髭の見た目60歳の男性。何故か背中に翼が生えている
いい歳してコスプレ?キモい
「お前、誰?」
黒髪に黒い瞳のどこにでもいる日本人の青年。全体的に長めで、顔の半分を隠す髪と、無表情が特徴のどこにでもいる青年
「ん? 我か? 我は神様だぞ〜」
「は?頭大丈夫?」
おっと思わず本音が
「む、失礼な」
「で、自称神様、ここはどこだ。お前は誰だ。今の状況は?ついでに俺は誰だ」
「スルー!? ってか完璧信じておらんじゃろ! しかも自分自身のことが『ついで』って!?
我は神じゃ! そしてここは所謂天国、お主は篠月 陸、死んだから此処におる!」
「は?」
「そう言えば、頭を思いっきり打っていたの〜。その所為で記憶が飛んでおるのじゃろう
なら、これでどうだ」
頭に手をかざす自称神
「ぐっ・・・・・・!」
痛ッ、いきなり何なんだよ
頭痛いし、気持ち悪いし、変な映像が流れてくるし………
……いや、流れてくるんじゃなくて……俺のこれは記憶………?
「どうだ?」
あぁ、そうか
「俺は、死んだんだ」