異世界転生記
「マスター失格だな。陸にランクXを渡して……」
何やらぶつぶつと呟き始めた
「ま、マスター!?」
まだいたんだ、受付の女性
ってもしかしてっ!?
「なぁおっさん」
「ん?」
何かを悟ったような笑みをしている
「俺をここのギルドマスターにしようとしてる?」
「そうだよ」
口調まで変わっている
というか問題発言!
「マスターなんか誰がやるか」
「なんかとは何ですか!?」
五月蝿いよー
「でも負けたし」
なんか地味にウザイ
「だったらおっさんはランクXのまま、その上に新しいのを作れば?」
「そんな簡単なものではn……」
「そうか! その手があったか!」
「へ?」
女性としてあるまじき声を出している
「事務仕事とかはしない。ただ上にいるだけだから。まぁ依頼は受けるけど」
お金がなければ生きていけない