複雑家庭〜私は今日も、幸せです〜【完】
「お前、双子が好きなんだな」
「馬鹿か匠兄!俺が好きな優香だ!優太が好きとかホモだろ!俺は女しか抱いた事はないわ!このセクハラ男!」
「「……お前が馬鹿だろ」」
俺と匠は保から目を逸らした。
保は「空振ったぜ…」と言いながら椅子に座り、「縁お姉様が居れば」と、意味不明な発言を繰り返してる。
もうすぐ親父が帰って来るだろうな…と思いながら、俺は時計を見る。
―――19時を回ってる。
ーーブーッブーッ
突如、携帯が鳴り出した。
“豊嶋 灯”
俺は“何だ…”と思いながら電話に出た。
「馬鹿か匠兄!俺が好きな優香だ!優太が好きとかホモだろ!俺は女しか抱いた事はないわ!このセクハラ男!」
「「……お前が馬鹿だろ」」
俺と匠は保から目を逸らした。
保は「空振ったぜ…」と言いながら椅子に座り、「縁お姉様が居れば」と、意味不明な発言を繰り返してる。
もうすぐ親父が帰って来るだろうな…と思いながら、俺は時計を見る。
―――19時を回ってる。
ーーブーッブーッ
突如、携帯が鳴り出した。
“豊嶋 灯”
俺は“何だ…”と思いながら電話に出た。