複雑家庭〜私は今日も、幸せです〜【完】
「買い直してやれよ」と、優太が灯ちゃんに言う。
「何で私がっ!?
だいたい、オデッセイなんて貸すからよ!匠兄のステップワゴンだったら問題なかった…筈っ!!」
「よく言うよな?スピード違反はする。ウインカーは左右、間違える。ライトを点けようとすれば、ウオッシャー液を噴射させる。サイドブレーキは忘れる。車線があるのに左に寄り過ぎでこの様!ここに来るまで死ななかったのが奇跡だろ!!」
「あ゛ー!もううっせぇんじゃガキ――ッ!!」
「「「『――ヒィッ!;;』」」」
優太と灯ちゃんの言い合いに、ただでさえ不機嫌だった樹がキレた。
「何で私がっ!?
だいたい、オデッセイなんて貸すからよ!匠兄のステップワゴンだったら問題なかった…筈っ!!」
「よく言うよな?スピード違反はする。ウインカーは左右、間違える。ライトを点けようとすれば、ウオッシャー液を噴射させる。サイドブレーキは忘れる。車線があるのに左に寄り過ぎでこの様!ここに来るまで死ななかったのが奇跡だろ!!」
「あ゛ー!もううっせぇんじゃガキ――ッ!!」
「「「『――ヒィッ!;;』」」」
優太と灯ちゃんの言い合いに、ただでさえ不機嫌だった樹がキレた。