複雑家庭〜私は今日も、幸せです〜【完】
私は樹兄に離されると、「俺が瑠奈に話す事は何もない。自分で決着を付けろ」と言われた。
樹兄は私がシャツを握ったままの手を振りほどくと、リビングを出て行ってしまった。
私の後ろに座ったままの珀にティッシュ箱を渡され、私は涙を拭き、部屋に戻った。
ブルーのライトが点滅してる携帯を開くと、“新着一件”と出てる。
ブルーのライトは草介さん専用。
開きたくないが、開くしかない。
別れ話かも知れないけど、覚悟を決めた。
《さっき、●●の信号に居たよね?俺は縁ちゃんが好きだからわかる。あの子はただの同僚。勘違いしないでね 草介》
樹兄は私がシャツを握ったままの手を振りほどくと、リビングを出て行ってしまった。
私の後ろに座ったままの珀にティッシュ箱を渡され、私は涙を拭き、部屋に戻った。
ブルーのライトが点滅してる携帯を開くと、“新着一件”と出てる。
ブルーのライトは草介さん専用。
開きたくないが、開くしかない。
別れ話かも知れないけど、覚悟を決めた。
《さっき、●●の信号に居たよね?俺は縁ちゃんが好きだからわかる。あの子はただの同僚。勘違いしないでね 草介》