複雑家庭〜私は今日も、幸せです〜【完】
「誰だよ…優香をイジメてるヤツは」



「「「『……』」」」



俺の低い声に驚いているも、全員、黙ってる。

亜弥が居ない為、優香のと同じように机から教科書を出す。

同じような事ばかり書かれて居て、俺はため息を溢した。



「…優香と亜弥、お前らに何かしたか?それなら謝らせる。けど、もしも何もしてないなら、お前ら潰すよ?」



俺が辺りを見渡すと、2人の女子が顔を蒼くして俯いてる。

俺はその2人に近付いて、胸倉を掴んで立たせ、壁に押し付けた。

ーードンッ



「お前らだな?」



俺が睨めば、泣きながら頷いた。
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