ドロップ





んで何か流れでゲーセンに。





ユーフォーキャッチャーが大好きなアタシはそのコーナーへ飛びついた。






「にゃばい!これ超可愛くない?!」





   「いや別に」





「ぁ?コレ可愛い~」




「キモいの間違えじゃねぇ?」





     ・・・。






「さっきからアタシ好きな物をけなしすぎじゃね?ムカつくんすけど。」






遠藤はフッと笑っていった。







「だって正直な感想を言っただけだぜ。」







その言い方が1番ムカつくわ!






「ま、まだアンタにはこの可愛さがわかんないんだよ。」







そう言ってアタシはその場を離れようとした。






「おい、お前散々可愛いって言ったくせに素通りすんのかよ?」






  ・・・?あぁ・・
要するに何でコレとらないのかって聞いてんのか?





「そんなの決まってんじゃん。金の無駄だからよ。だって見てよ!コレ!こんなアームにこんな複雑な形した人形が引っ掛かるわけないじゃん!アタシは店の戦略にハマんないもん!」











「・・(笑)。ハィハィわかったよ。俺違うトコ見たいから他見てていいよ。」








   別にいいけど・・・






  「了解~」





1人で見てもなぁ・・・



でもさっきのは可愛かったよなぁ~



アタシのど真ん中どストライクだったのに・・・




でも取れない、ってかアタシユーフォーキャッチャー苦手だし。








暇だし戻ろ。

遠藤が取ってんな邪魔しよ~






「どこにいんだろ~?」







ぁっれ~いないな?





  ・・・ぁ、いた!










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