ドロップ
「ぁ・・もうダメ・・」
もう太陽は西に傾いている。
「あゆ~大丈夫?顔色悪いよ?」
机に突っ伏したアタシの顔を見て真央が心配そうに聞く。
昨日はしゃぎすぎた。
「超しんどい。昨日4時まで従姉妹とゲームやってた。」
くっそう~瞼が重い・・・
「あゆバカすぎるでしょ?!今日塾あったこと知ってたでしょ?!」
いや、それが羽目外しすぎてたからさぁ・・
「いやすっかり。綺麗さっぱり忘れてた。」
真央は呆れてモノも言えない様子。
「全くホント、アホとしか言いようがないな。」
突然割り込んできたのは塾の男子。
何でコイツにアホとか言われなきゃなんないの?!
「は?!アホって言った奴がアホだし・・ぁぁ頭痛が・・」
大きな声で喋ると頭痛ぇ・・・。
「はぁ・・(呆)だからお前はアホなんだよ。単細胞。」
単細胞ってどういう意味だよ・・・。
「あぁ・・もう今日行くの止めよっかな・・」
アタシはグタグタしながら言った。