ツンデレのお二人さまⅡ
あたしの有無より
やっぱり怒りが優先だったみたいで
「……ん…じゅ…ん…ぁ…いや……」
なんでこんなところで!!
学校のど真ん中だし、
じゅんじゅんモテるから
あぁ、あとあとめんどくさい…。
「なに考えてるんだよ」
「……ふぁ……じゅん…む…り……」
いきなり深くなる。
本当窒息する!!
あたしがじゅんじゅんの背中を叩くと
渋々やめてくれた。
「…はっ…はぁ…はぁ」
どうしよう、ぼーっとする。
立てないし、ふらふらする。
思わずじゅんじゅんの腕を掴む。
「キスしてる最中に余計なこと考えるなんて
ずいぶん余裕だな」
言葉が冷たいのにわざわざ体を支えてくれる。
余計なとこばっかり優しいんだから。