ツンデレのお二人さまⅡ
志穂はそんなあたしを感じたのか
「あんたも大変だね」
大変だよ…。
幼なじみから恋人になった途端
これだもん…
「まぁ、これぐらい隠したほうがいいんじゃない?」
そういって指さすのはあたしの首筋。
「なんかある?」
あたしがそう思って鏡で見てみると
「……!!!!!」
あ、あいつ……
これいつつけたんだばかー!!
首筋には見覚えのない
キスマークがついていた。
「ほら絆創膏。あと襟で隠して」
あんにゃろー!
本当に油断の隙もない。