ツンデレのお二人さまⅡ



そこからは潤に目をつぶってろって言われて




目をつぶってたけど




聞こえて来るのは
ものが倒れる音ばっかりだった。




ーーーーー
ーーーー
ーー…





しばらくするとあたりが静かになり




「もういいぞ」





そう言って目をあけると
そこには


ちょっとだけ怪我した潤がいた。







「はぁ。一人で帰らせるんじゃなかったな」




そういいながらあたしを抱きしめてくれた。





なんかわかんないけど


あたしは安心したのか




「じゅ、じゅんのばかぁ……っう……」




さっきとはありえないぐらい
涙ばっかりあふれた。






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