檸檬とはちみつ
・・・は?
「ね、いいでしょ?私たち付き合ってるんだから」
シ―――ン
皆鳴海様に対する私の言葉待ってるんだ・・・
それくらいわかってる。
もちろん自分が言わなければならない言葉も・・・
「いや。これくらいでわがまま言うくらいなら別れたら?」
・・・言っちゃった。
「・・・」
なんでこんなこと・・・。
私は教室をでた。
ハァハァ。
なんで家に戻ってきてるんだろう。
「おいっ」
いきなり肩をつかまれた。
相手が誰だかくらいわかってる。
「なんでお前あんなことっ・・・」
ぎゅっ
「・・・っ」
「はなせよ」
・・・。
進の腕のぬくもりなんて今更感じれない。
とてもあったかいんだろうけど私には冷たく感じた。
いきなり抱きつく方が意味不明だけど・・・。
私は進の肩を思いっきり突っぱねた。
「いって」
もう知らない。
どうにでもなればいいじゃん。
ひたすら走った。
ここはどこ・・・?