金龍~星たちの絆~

最大で、最悪で、最高の戦い

ついに来た、体育祭。


でも今日は、それどころではなくなっていた。


英司の調べだと、相手はもう、1000を越えたという。

私たちの数だけでも、400強。

圧倒的に不利だ。


そして今日に限って…


時雨「葵お前、汗の量すごいぞ!」


陸也「しかも顔赤いし」


翔「葵!熱あ…ムグッ!」



葵「シー翔!みんなには内緒よ。」



葵はもう姿を隠していない。


堂々と、敵を迎え撃つまで。


驚くことに、葵の情報は一切漏れていない。


みんなは、葵の情報を流すことなど考えていなかった。ただ、葵を守る。それだけだ。



蓮「葵!」


蓮が葵に近づく。


葵「なに蓮?」


蓮「あのさ、この戦いが終わったら、ちゃんと言うから。だから今、少し力を分けて?」



そう言って蓮は、葵の唇に口づけを落とす。



蓮「葵!頑張ろうな。それと…
  


  辛くなったらいつでも俺を呼べ!

 
  必ず駆けつける。」



王子様だ。



私も元気になったよ蓮。



ありがとう。




そして、






好きだよ。







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