金龍~星たちの絆~
葵「蓮、私何か蓮にしちゃった?それなら謝るから。何でも言って!」


蓮「葵は何もしてない。だから謝るなよ、絶対に。」


葵「じゃあなんで?なんで蓮は避けてるの?」


本当に何で?私、何かしたっけか。



蓮「葵は本当に何もしてないんだ。したのは俺だ。」


蓮「俺は大切な人を、満足に守ることができないんだ。葵をな。」


蓮「俺は、守りたかった。でも、逆に守られた。」


蓮「俺は今、葵といる資格なしだ。」


葵「そんなことない!

  私戦いの前に言ったよ。『絶対死ぬな』そう言った。

  蓮はそれを守った。それだけで私は十分。」


蓮「でも…」


私はキレた。



葵「でももへったくれもねえ!いいか?私は蓮に『大切な人』って言われて嬉しかったんだ!私は蓮のこと好きだ!好きな人に大切って言われて、嬉しくない奴なんてあるか!!もういい。帰る!」


勢いで告ってしまったぁぁぁ!


やばい!恥ずかしい!


蓮「ちょ葵!」


私は屋上を出る。

途中で時雨たちとすれ違ったけど、関係ない!


なんか逃げたい!


時雨「葵?」


かまうな時雨!

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