金龍~星たちの絆~
時雨、妹って言いそうになってるし…
てか殴り合いはじまりそうだし…

葵「俺、どこにも入んねえよ。入る気ね―から。じゃ!」

なんか煩くなりそうだったから、俺は屋上へ逃げた。


葵「ていうか、屋上って4つあるんだっけか。」

きたはいいものの、ここが金龍の城かはわかんないし…四分の一の確率だよな。

城ってのは、金龍のたまり場の呼びかたな!。本拠地は、多分この学校よりでかいから、結構広い。

ていうか、鍵かかってんじゃん。
どうする?

…まどろっこしいのは嫌いだし、
壊しちゃえ!
ドガン!

なんか、派手に飛んじゃったな。
まあいいか。

外は思ったより晴れていて、考え事をするのにはぴったりだった。

優姫、優姫、優姫
行かないで、行かないで、行かないで
置いてかないで、置いてかないで、
置いてかないで。

「わたしは、天龍のみんなが好き。
 葵や、陸や空や京よりも。
 だから、

 ばいばい。」

 いや―――――――――――――!
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