金龍~星たちの絆~
蓮「葵、葵。ごめん、ごめんな。」


そう言って蓮は私を、優しく包む。


まるで大切なものを、包み込むように。




靖「…はぁ。俺の出る幕なしか。葵ちゃんごめんな?蓮の新しい彼女が気になってさ。そしたら蓮にもったいないくらい可愛くてさ。ついつい。」



蓮「おい、くそ兄貴!もう葵に手ぇ出すなよ!」



靖「へいへい。ああ、この部屋使っていいよ。葵ちゃん、服はテーブルの上ね。」


ガチャン



蓮「葵…ごめ…」


葵「バカ蓮!怖かったじゃんか!」


だめだ。涙線崩壊しそう。


葵「ほんとこわか…んんっ」


言い終わる前に、逃げられちゃったよ。



葵「んん、あぁぁ…ん」


激しくて苦しい。


ホントギブギブ!!


そうやって肩をたたくとしぶしぶ離してくれた。




蓮「俺、靖にお前が触られてる時、本当にむかついた。」


蓮「葵は俺の彼女なんだ。だから触るな!」


蓮「…襲われてない?なにされた?」



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