金龍~星たちの絆~
その後蓮は、私のことをずっと離さなかった。私は、そんな蓮のことが大好きだ。


葵「はぁ、はぁ。」


蓮「葵?
  !熱ある!服着て寝ててよ。
  今氷持ってくる。」


ぎゅう。


私は服の裾をつかんで、蓮を引き留めた。


行かないで。


そんな意味を込めて。



蓮「葵が寝るまで、いいや、生涯ずっとそばにいるからさ。安心して眠りなよ。」



葵「それってプロポーズ?」



蓮「うん。葵、ずっとそばにいて?」




葵「…蓮、星の約束しよう。私、蓮のこと好きです。私は蓮のこと、一生離さないから。蓮も離しちゃ駄目だからね。」



蓮「星に誓って約束をします。葵、愛してる。」



葵「私もだよ。」


そして私は眠った。


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