金龍~星たちの絆~
私たちは今、蓮のバイクで学校に向かっている。

~天龍砦~

葵「ねえ蓮、このこと黙ってよ。」
蓮「うん。まだ解決してね―問題が山積みだからな。それに、一緒に、いたい。」

うわ…なんか蓮って、直球過ぎて困る。
ていうか、体育祭まだだし、全然日がたっていないのに、


ずいぶんずっと一緒にいる気がする。


やっぱ、優姫の思っていた通りだ。


似ている。金龍と、空気が。

蓮「それと、葵。罰ゲームだ。」
葵「罰、ゲーム?」
蓮「そ!ニヤッ
  その名も、『葵ちゃんにはスカートを履いて登校してもらいましょう』です!」
葵「はぁ?無理なんだけど。」
蓮「へえ、いいのかなぁ?だって、俺に黙ってたじゃん、いろいろ。ね?」

葵「うっ!」



ということで、スカートをはいてるわけだが。


蓮「おっはよ~!」
健「おはよ……って葵――――――!」

時「おいうるせーぞ、天龍。って、葵―――――!」

全員「葵――――!お前って女装癖?」

葵「ち、チゲ――っって。ただ、罰ゲームで。」
蓮「そうそう。」

時「おい、天龍!俺のいも…弟に何してんだコラ!」

おいおい時雨さん。
少しは気をつけろ!

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