your love

名前は??

｢へぇー。じゃあ二人は凪中から来たんだ～｣
｢あ…はい、そうです｣
先ほどぶつかったイケメン六人組。
その一番後ろでとぼとぼ…と寂しげにあるく男子生徒。
｢ホント…ごめん…｣
神谷というらしい。
何故へこんでいるかというと、原因は美月にあり…ーーーーーー
ザリｯｯ!!!
｢痛ｯｯ!!!?｣
なんだか痛い。見ると膝小僧から血が出ている。皮が剥けて、砂利が入り、なんとも痛そうだ。　って、何を他人行儀な言い方を。
｢ててて…ってうぁ!!?これ俺が!!?ご…ごめんなさい!!!｣
ーーーーーー
と、いう訳だ。
｢事故とはいえ、俺は女の子にケガさしちまった…ﾊｧ…｣　　　　　　　
｢いえ、大丈夫ですって。気にしないで下さい｣
｢美月ちゃんはいいっていってるがなぁ、神谷、女の子にケガさせるなんて最悪だぜ｣
そう言った彼は浅井純二。茶金の髪がワックスでふんわり流されている。｢まぁまぁ、純二、神谷の気持ちも考えてやれよ。美月ちゃんはいいっていってんだから。｣
だよな?と視線で問いかけてきた。コクリと頷く。
彼は鈴橋隆紀。爽やかな黒髪、穏やかな瞳。だがその中には、完全なるドSの気質が潜んでいた。
｢…りゅーきのいう通り。少し純二はせめすぎじゃね??｣
少し小柄な彼は、久保広樹。クールで落ち着いている。
｢でも純二のいうことも一理あるぜぇ｣
背の高い男子生徒。おそらく、スポーツをやっていると見える。
羽賀啓次。スポーツマンなのに軽そう…
｢ダメだ!!!神谷は!!!!｣
鈴橋友之。性格は、F…もといふつー。
｢そんな責めんなよー…
俺泣く…｣
神谷というらしい男子生徒ーーー