その恋は永遠だった。
私の足は無意識に中庭に向かっていた
今日もいるのかな…
誰のお見舞いだろう…
もしいたらどうしよう…
「会いたいな・・・」
心の中では色んな感情が駆け巡っている
そうこうしていたら中庭に着いた
「(うわぁどきどきする・・・)」
中庭には、桜が舞い散り
幻想的な雰囲気だった
ベンチの男の子が座っていた
桜の下のベンチを探す
そのベンチは中庭を中心に歩き進めた場 所にあり、入り口からは見えにくかった
「(あの時、よく見つけられたなぁ・・・)」
――あの時、私は何かに惹きつけられ
中庭の中心に向かってた
何かはよくわからないけど
誰かに呼ばれるように…
最初はちらっと中庭を覗いて
それで帰るつもりだったのに
そこであのベンチの男の子に出逢った
「(なんかドラマみたい・・・)」
本当にそう思う
なんか都合が良過ぎるっていうか
・・・変だなぁ、私…