その恋は永遠だった。






 あった・・・



 そのベンチはあの時と同じにきれいに咲  く桜の木の下に、ひっそりとあった

 でも・・・




 「(ベンチの男の子がいないや・・・)」



 それもそのはず

 今日は平日、いくら夕方といっても
 お見舞いには、こないだろう



 一人で期待してバカみたい・・・


 一気に暗い穴の中に落とされた気分だ






 そう思いながらも桜の下のベンチに座っ  てみた



 桜の木や他の木で空が少し遮られてるが  木漏れ日がいい感じに差し
 暖かくて心地よい


 なんだか眠くなっちゃったな・・・



 んん〜っ・・・

 少し背伸びをし
 そろそろ戻ろうかな
 そう思った時



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