その恋は永遠だった。



その後、私たちは色々な話をした



家族の話、友達の話、好きなアーティストの話


話題は尽きることがなかったけど
私のケータイにお母さんからの着信が入ったから
今日のところはこれでお開きになった






「光はいつくるの?」


お母さんが待っている玄関まで歩いてると命が私に聞いてきた



ん〜次来るときは
検査結果が出てからだからな〜



「多分2、3日後くらいかな?」



「そっか」



命が少しだけ暗い顔をしてしまった

なにか悪いこと言ったかな?



少し命の歩くスピードが遅くなったと思ったら
バッと顔をあげてこう言った




「それじゃあさ
アドレス交換しようよ」



キラキラした目で言われる

別にいやじゃないからいいかな?



「うん!いいよ」




交換し終わったら命が

「そろそろ行かなきゃ」


と言って手を振って廊下を走って行ってしまった


少しだけ足取りが重そうだったけど
笑顔でバイバイと言う命に
私も手を振りかえした



玄関にはお母さんが待っていて
遅い、と怒られた







この時なんで私は命の異変に気付いてあげられなかったのだろう


気付いていたら何か変わっていたのかな



命―――・・・





< 18 / 18 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

One Off Time .
Nёo/著

総文字数/2,497

恋愛(その他)5ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop