その恋は永遠だった。






 それから三日経ち、今は月曜日の朝

 土曜日と日曜日は安静にしろ
 と病院の先生に言われたから
 自分の部屋で過ごした


 その間とっても暇で暇で
 月曜日が待ち遠しかった


 私の教室の前に立った
 教室がとても久しぶりに感じる

 教室に入るとすぐ
 「光ぃ〜!大丈夫?」
 と由香里が抱き付いてきた

 「大丈夫だよ!」


 なんで連絡しないの?!

 という由香里の言葉に
 あれ?しなかったっけ?

 と返事すると由香里は少し呆れた顔にな  った





 「病院どうだった?」
 由香里が心配した顔で私を覗き込む

 「検査するってさ〜」
 三日前に先生に言われた言葉を思い出し  ながら、そう答える


 そういえば…
 ベンチの男の子、また会えるかな…

 「どうしたの?」
 ぼけーっとしていたらしく
 由香里が不安そうに尋ねた

 「あぁ・・・あのね・・・」



 私は由香里に病院の中庭で会った
 ベンチの男の子の話を少しした



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