その恋は永遠だった。






 由香里に話をし終えたら
 「ふーぅん…不思議な子だね」
 といわれた

 「んで光はその男の子にまた会いたいな・  ・・とか思ってるんでしょ?」
 にやっと由香里は笑う

 「いやいや、別にそんなんじゃないよ!」
 またにやっと由香里が笑った
 いじる相手を見つけた時の顔…

 「光は正直ね〜顔に書いてあるわよ」

 うわっ顔に出てたのか…
 恥ずかしいな…


 うふふと笑い
 「会えるといいね、不思議くんに」

 「うん」
 私がそう返事をすると同時に
 授業の始まりを知らせるチャイムがなっ  た










 ―――――――――放課後


 「光〜!!一緒に帰ろう!」
 私に話しかける由香里に

 「ごめん!今から病院の検査!」

 そう言って学校を出る


 学校から家までは徒歩
 15分もあれば着くくらい近い

 今日はお母さんが病院に連れて行ってく  れるらしい


 家に着くとお母さんはもう帰ってきてい  て、すぐ病院に行く事になった


 車の中で
 「どんな検査するんだろうね?」
 ずっと疑問に思っていた事を
 お母さんに質問してみた

 一回も大きな病気にかかった事のない私  は、検査なんて未知の世界

 唯一受けたのは学校の健康検査のみ



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