短編

だから、ね?



私が貴方のものなら
貴方は私のもの。


私には貴方が残したロボットがいたけど、貴方には誰もいない。


だから、私が貴方に会いに行く。


神に禁じられていようがどーでもいい。

だって、貴方は私のもの。

自分のものに会いに行くだけ。




「さようなら。」


「サヨウナラ。」











《ママー!人が寝てるよ!》

《あら、誰かが捨てたのかしら?随分、古いタイプの型ね。珍しいわ。》

《-----。》

《ママ!?いま、このロボットうごかなかったぁ?》

《ふふっ、それはないわよ。もう捨てられてぼろぼろだし。動くわけないわ。》

《そうかなぁ~?》

《あっ!パパよ!ケーキ買ってきてくれたみたい。行きましょ。》

《あー!ほんとだ!ミル、ケーキだいすき!いこいこ~!》

《ふふっ、はいはい。》





















《ダイスキ。》




END
< 3 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop