青春物語
ガラッ
「始業式まで時間がないから席に着けー」
『はーい』
(ナイスタイミング!)
私達は各自、自分の席に座った。
「3年4組を受け持つことになった、高池 照平(タカイケ ショウヘイ)だ。担当は理科です。一年間よろしくお願いします」
高池は、去年先生になったばかりで、位が一番下と言っていい程下だ。
「よし、じゃあ時間もないから、体育館に急いで行きなさい」
そう言って高池は教室を出ていった。
「寧々~、体育館に行こ~」
恵美達が呼んでる。
「すぐ行くー」
私は机の上を片付けて、恵美達の所へ行き、教室を後にした。