輝く季節へ
委員会と文化祭とジング。
私、その時保険委員だったんだ。
残念なことにジングは
体育委員だったんだけどね。
それが災い(?)してなのか、
委員会にも
少し気になる男の子がいてね。
名前は分からないけど、
おそらく後輩。
またその男の子が可愛くて、
女の子みたいなルックスで
高い声をしてて・・・。
私、委員会がある日を楽しみにしてた。
「ぁぁ~っ、ジング・・・ごめん!」
って勝手に懺悔したりして(笑)
うん・・・いつの間にかね、
その後輩に
夢中になっちゃってて・・・。
しばらくジングの影が薄くなってた。
(でもジング、大好きだったな。
ずっとこの生活が続けば・・・って本気で願ってた。)
結局その後輩クンのことは
ある出来事が原因で、
一瞬にして幻滅しちゃったの。
ある日の放課後、
私が廊下でみっちゃんを待っていると
後輩クンが通りかかって・・・。
彼の隣には、見た目がすごく男らしい
(というかおじさんチックな)
女の子がいて・・・。
彼は何と、その女の子に
肩を抱かれて歩いていたの。
(どんな趣味?)
とかって私思っちゃってさ、
今までの熱が一気に冷めていくのを
身をもって感じたわ。
(堂々と学校内で、女の子に肩を抱かれて
嬉しそうにしてる男ってどうよ?)
って自分に問うて、
「も~最悪!
やっぱジングでしょ、ジング。」
みたいな(笑)。