輝く季節へ
あなたからのメール・着信履歴・・・
見るたびに悲しくなるから、全部消すね。
削除を選択しようとして、
一瞬指が止まった。
ごめん・・・また声が聞きたい。
私の思い、届きますか?
どうしようもできないすれ違い・・・。
分かってください。
だって、
信じることができなかったんだもの ―
青信号が赤信号に変わるのは、
決められていることだよ ―
分かってるよ、ジング。
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「オレさぁー、ずっとおばけ屋敷
やってみたかったんだよね。」
「そうなんだ~!実は私も!」
「マジで?んじゃ、ぜってぇ頑張ろうな!」
「うん、楽しみだなぁ~。」
「お前がいるとさ、なんていうか・・・
明るいムードになるよな。」
「え・・・そうかな・・?」
「ああ、クラスに必要な存在だと思うぜ。」
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「おばけ役ってさ、結構面白いよな!」
「ね~☆私もそう思う!」
「お前って色白だからさ、
よく似合ってるし。」
「・・・それって誉めてるの?」
「当たり前だろ。肌綺麗だしさ。」
「そ、そうなのかぁ・・・。」
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「ねぇ、ちょっといいかな?」
「おう、どうした?」
「あのさ、ジング・・・これ、あげる。」
「おっ、チョコレートじゃん~!
マジ嬉しい。サンキュー☆」
「ううん・・・じゃ、じゃあね!」
「おう、マジでサンキューな!」
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行動の裏に隠された、本心。
いつ何処で知ってしまうのか、
予想もできない。
一度切れてしまった糸は、
もう二度と元には戻らない。
また同じように失うの?
また同じなら、
いますぐに失った方が・・・
同じことの繰り返しは、
もう嫌だ ―
ねえ、知ってる?こんな台詞。