輝く季節へ

懺悔



 ― 私、謝らないといけない人がいる。

  もう遅いかもしれないけど、
  お願い・・・
  謝らせてほしいの。



  ごめんなさい ―



  ごめんなさい ―
 


 私は、恋を手に入れたかった。
でも友達も欲しかった。
全てがうまくいくなんて、
調子のいいこと考えてた。

恋が冷めた時、また新しい恋をして。
友達とケンカした時、
どうやっても相手を繋ぎとめようとした。
結局、何も、失いたくなかったの。

私がこんな弱くって、
ちっぽけで、怖がりだから。

 


 ・・・パパー?


 ・・・ママー?


 ・・・どこにいるのー?


 ・・・暗いよー。


 ・・・寒いよー。


 ・・・一人にしないで。


 ・・・お腹すいたよー。


 ・・・早く帰ってきて。


 ・・・ねぇ、どこにいるの?





 私自身の自覚?



余分な物なんて必要ないのに、
いらないものを求め続けて。

それはきっと、満たされていないから。
他の物じゃ代償のきかない、
守るべきものに。



 都合のいいときだけ神に祈るんじゃなく、
常に心で祈るべきでしたか?

私の元に神様がおられるのなら、
どうしてもっと早く
教えてくれなかったの・・・。



どうして、今になって。


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