輝く季節へ
 上野家を訪れる度に
わたると何処かへ出掛けるようになり、
しょっちゅうメールも送り合っていて、
私は毎日が楽しかった。


 わたると過ごしている時は、
体中で幸せを感じることができる。
無機質な笑顔なんかじゃなく、
上辺だけのときめきなんかじゃなく、
生きているだけで笑みが零れるような。
とっても暖かい温もり・・・。



 私はわたるを愛してる。


 家族として、従兄弟として、
男として、人間として・・・。


この人と生涯一緒に
寄り添っていきたいと思う。

最初で、最後のパートナー。


 
 「オレ・・・お前のことが好きだよ。
 これからもずっと一緒にいような。」


 今、私の感じている幸せを
 あなたにも届けるために。


 伝えたい、ことがある ―



 「私も、わたるのことが大好き!」




 私は決して不幸なんかじゃなかった。








      ☆END☆
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