秘密
私は、自分の席でぼーっとしていた。
「・・・・・最悪だ。」
「・・・・さくら。どうしたの?」
私の頭に手をぽんっと置いて、心配そうにのぞきこんできたのは、一番の仲良し、真貴ちゃん。
かわいくて、気が利いて、とてもいいこだ。
「・・・・・・・ゆうきがまた来たんだ。」
私は、涙をこらえて言った。
「また来たの??!」
「うん、あきもつれて」
「佐原あき!?なんで?」
真貴は、ビックリした顔で聞いてきた。
「前にも言ったじゃん・・・・結城の彼女なんだって」
「・・・・あ、そっか」
「・・・・もう、やめよっかな、好きでいるの・・・・」
私は、無理矢理笑顔を作って笑った
「・・・・・さく「さくらいる?」
突然、私を呼ぶ声が聞こえてきた。
そこには、結城がいた。