秘密




「・・・さっきから、なんなの?」



私は、結城を睨みながら言った。




「朝、なんで先に行ったんだよ。」





「・・・・・一緒に行きたくなかったから」






「・・・・なんでだ「分かんないの!!!?あきと一緒に私の家に来て、腕組ながらきて、私がッ・・・・どういう思いでッ・・・・」




私の心の中で何かが崩れた。





もう、勢いは止まらなかった。




「さくら?「まだ、わかんないの!!?恋人同士の二人の横で、歩くことが嫌なの!!いつも、いつもいつもいつも・・・・私がどんな思いでいるのか・・・・・・本当に分かんないの??」





私は、悔しくて、悲しくて涙が溢れてきた。






「恋人?!さくら、お前まさか、あ「私・・・・・私はッ・・・・・・結城のことが好きなの・・・・」






私は…涙をこらえて言った。




今は、涙で顔がぐちゃぐちゃだろう。




だけど・・・・私の口は止まらなかった。






「結城には、あきがいるってわかってる。わかってるけど・・・・・私は・・・・結城と隣になったときから、好きだったの。」








私は、手の力が緩んだすきに腕を振り払った。





「・・・・・でも・・・・・もういい。もう、やめる。辛い思いに耐え切れなくなっちゃった」






私は、涙が溢れてきて今にも溢れてきそうだけど、耐えて言った。






「・・・・・もう、迎えに来ないで」










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